フ ラ ン ス 紀 行

フランス記者のみなさんと


 長いこと待ち望んでいたフランス・バイオ自然食品見本市への旅。ようやく実現の運びとなりました。10月の13日から、20日までの6泊8日。日本貿易振興機構(JETRO)や熊本市のご支援の元、会議や展示の他、各地の視察も含めて、いろいろな方々にお世話になりました。感謝の気持ちで一杯です。誠にありがとうございました。

 フランスでの天気は非常によく、今回フランス行きは2回目ということもあって、落ち着いてみられました。とはいえ、行きの飛行機では『どういったバイヤーに、どのように評価されるか。』と、少しの不安はありましたけれど…。

 パリの夜景は最高でした!!聞くところによると、パリの市街地でのネオン類は色彩の規制があり、夜一望すると淡いオレンジ色に輝いて見えます。町中を歩いていても、暖かに輝く街の光につい気をとられてしまいます。こういった演出が実に瀟洒なパリという土地柄を思わせるようで、感心してしまいましたね。

    

 パリでは遊んでばかりいた訳ではありません。本来の目的は、見本市。この日のために、いろいろ資料も作り、今回のフランス向けに、四角いタイプの瓶も作ってみたりと、かなりの時間と手間をかけてきました。この成果がどう生かせるか、緊張しました。
 まあ、詳細に書くなら、とてもここでは紹介しきれなくなりますので、かいつまんで書くことにします。
 会議、展示、試食とやってみて、私的には大成功と言っていいと思いましたね。今回はバイヤー系のお客さん達との交流もあった訳ですが、話し合っていると、価格の点での折り合えさえ付けば行けそうな感じでした。味はとても好評でした。「プラム」「キウイ」「にんじん」「かぼちゃ」のジャムを持っていきましたが、特に野菜系のジャムは珍しさもあってか、意外なおいしさに驚きの声もあがっていました。素材の野菜自体の品種が違うせいかもしれませんね。「甘くておいしい。」とみなさんおっしゃっていました。

    

 ブルゴーニュ地方の首都ディジョンの視察はよかったです。ドメーヌワインは、こだわりの無添加ワインで有名なブランドで、天然酵母を使用しているそうです。ワインはそれほど詳しくない私でしたが、樽ごとに微妙に味が違ってくることがわかりました。原料のブドウは丈の低い品種で、蔵も古く、長年にわたって育て上げてきた酵母の話などを伺うと、いかにも味わいの深い、おいしいワインがいただけそうな感じがしました。
 また、セルジ・ポントワース地方のオーガニック農場の見学も、面白かったです。しかし、パリではそれほどでもなかったのに、とても寒いのには閉口しました。上着を着ていても寒いくらいでした。ここは、ミミズを使った堆肥を作っているところで、アメリカ産のミミズを仕入れ、少しずつ増やして、今ではヨーロッパ各地に写真(中央)の堆肥を輸出しているそうです。ミミズは熊本で見かけるものより小さめでした。土も見せて頂きましたが、なかなかいい土でした。大自然の中でじっくり肥やした土での野菜づくり。きっといい野菜ができるに違いありません。

 今回のフランス旅行で感じたこと。パリでの都会のきらびやかさとは対照的な田舎ののんびりとした暮らしぶり。どちらも魅力的でしたが、オーガニック農家の方々の純朴さは、地元熊本のそれと相通じるものがありました。世界中のあちこちで、共にオーガニックを愛し、育てている仲間達がいることに、気づかされた旅でもありました。私もまだまだ頑張って、さらなる理想を求め、共に歩んで行きたいと思っています。